あかすりしてきた
人生初のあかすりを体験してきた。
場所はここ、大阪の新たなサウナのメッカになりつつある「なにわ健康ランド 湯〜トピア」だ。いま友人に薦めたいサウナ施設No.1。
落ち葉用ブロワで熱波を演出してくれる高温サウナ室や、熊本の「湯らっくす」のメディテーションサウナみたく瞑想に耽れる塩サウナ室がある男性浴場もさることながら、最近リニューアルされた女性浴場もすこぶる評判がいい。
この充実度。近いうちに大阪の女性サウナーの聖地になるに違いない。
大阪の人気施設といえば、梅田の「大東洋」や鶴橋の「延羽の湯」、十三の「あるごの湯」のようなパチンコ屋資本の施設が多い中、そうした資本のない「なにけん」の企業努力には恐れ入るばかり。
ちなみに、なにけんは館内着が銀河イチのダサさを誇ることで有名。見てくれよこのダサさ。ゾックゾクするやろ。
話をあかすりに戻そう。
入浴直前に館内ポスターを見て「そういえば人生で一回も体験したことないなあ…」と思ったのがキッカケ。閃いてからはとにかく早くて、各湯船に15分ほど浸かって身体を温めたのち、万全のコンディションであかすり室へ。
ちなみに選択したのは、Bのベーシックチョアチョアコース。ベーシックチョアチョア(意味深)
担当してくれたのは50代ぐらいの韓国人のオモニ。両手にナイロン製のあかすり用手袋をはめて、身体をゴシゴシ。
絶妙に痛くなく、それでいて刺激的かつ気持ちいいオモニのテクニックにうっとりしていると、身の回りには白灰色のあかがごっそり。分かりやすく例えるなら、大量の消しゴムのカスが集められたような感じ。
その量の多さに面食らっていると、オモニがカタコトでひっそりと「ミテコレ、スゴイイッパイ…」と、ひと言。それは画面の向こうのセクシー女優に言われたいセリフなんよ…………
その後も適度なストレッチやマッサージを加えながら、あお向け→うつ伏せの順であかすりを2セット。手指の間なんかもオモニと恋人繋ぎをする要領でガッツリやってもらったし、こそばゆい足指の間も念入りに綺麗にしてもらった。流石に足の付け根にタッチされたときは「ビクッ!」ってなっちゃったけど、股間に反応がなかったからオールオッケー!
あかすりが終わった後は洗体、顔のリンパマッサージ、洗髪の順で施術をしてもらって、終始大満足の50分間。ホットカーペットみたくあったかい施術台の上で、ヌキはなくとも骨抜きにされる50分間は至福のひとときだった。
あかすりの何が最高かって、あかすり後のサウナ→水風呂→外気浴が格別に気持ちいいったらありゃしねえ。サウナでの玉汗の出方、水風呂の冷たさの突き刺さり方、身体を撫でる外気の心地良さ。どれも通常の3割増しで気持ちいい。これでまたひとつ、サウナの沼にハマった感さえある。
あかすりでツルツルになった肌でキメるサウナ、めちゃくちゃ気持ちいいので皆様も是非。
ひと通りキメた後は、オロポとステーキセットで優勝。なにけんはリアルに一日潰せる施設だ。何も考えず、のんびりしたい日にまた来ようと思う。